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自作した「紙漉き道具」を使って、紙を漉く。/ takugamiブログ

2025 6/01
2025年6月4日
漉桁(すきげた)
漉枠(すきわく)
脱水機
乾燥台

今回は、前回作った紙漉き道具を使い、実際に紙を作っていこうと思います。
特に漉桁(すきげた)という道具に関しては、紙の原料を流した時に原料が均一に広がるかがこの道具制作の重要なポイントなので、それを含めてしっかりと検証していこうと思います。

◾️前回の記事

takugamiブログ
「紙漉き道具」を作ってみた。/ takugamiブログ 今回は、紙漉き道具の作り方を紹介します。 紙の作り方は、色々な記事や動画などでなんとなく知る事はあるかと思いますが、紙漉きをするために欠かせない道具に関しては、…
目次

事前準備

今回は道具の検証なので、白の針葉樹パルプで紙を漉こうと思います。

原料

  • パルプをミキサーで撹拌します。
  • 原料をバケツに移し、水を加えてよく混ぜます。
  • ネリを加え、柄杓(ひしゃく)などでさらによく混ぜて完成。

布

  • 紙漉きで使う布を数枚準備します。
    (生地はポリエステルで、なるべく薄いもの)
  • 今回は漉桁の外径サイズが510mm✖️360mmなので、100mmずつ大きいサイズでカットします。

道具の準備

  • 漉桁を置きます。
  • 漉桁の上に布を敷いて、シワが残らないように真っ直ぐに伸ばします。
  • 枠をセットします。

※布を被せる理由は乾燥の工程で分かりますが、簡単に説明すると、漉いた紙を乾燥板に移すために必要になります。

これで準備が整ったので、いよいよ紙を漉いていこうと思います。

紙漉き

一気に流します。

いい感じに広がった。

左右に揺らして調整。

原料を流した時の広がりも均一だし、水が抜ける時間も早くも遅くもなく丁度いい。

原料の地合いは、元々荒目に作ったのでこんなもんで良いでしょう。

とりあえず、「漉桁」に関しては一旦成功。次は脱水が上手くできるかどうか気になります。

脱水

脱水機について

制作した脱水機
乾湿両用掃除機(液体も吸える掃除機)
穴を空けてパイプを設置

前回の記事では省略していましたが、実は脱水機も作りました。
これは漉桁を置く台に穴を開けてパイプを設置し、乾湿掃除機と繋げて吸水する事で、漉いた紙の水分を脱水できるようにしています。

漉いた直後の紙は水分が多く、そこから乾燥までは、かなり時間が掛かります。
※紙が厚かったり、サイズが大きくなればなるほど

脱水してある程度の水分を取り除ければ、時間が短縮出来て作業効率が上がるので、かなり必須な道具だと思います。

実際はどうなんでしょうか。使ってみます。

脱水作業

脱水前
脱水後

おっ、かなり吸えている!!
が、画像だと分かりづらい!!!!

ちょっと上の写真だと変化が分かりづらかったので、違う紙で使った画像も載せます。

脱水前
脱水後

相変わらず分かりづらい!!
ですが、かなり吸えています。

正直、上出来です。おそらくこれだけで乾燥までに2〜3時間は変わってくると思います。
特にネリを使って紙を漉く場合、ネリの作用で水が抜けにくくなるので、これだけ吸えれば満足です。

乾燥

  • 用意した乾燥台をセットし、乾燥板(ステンレス板)を置きます。
  • 紙を漉いた布を持ち、乾燥板に移します。
  • 紙が板面に向くようにし、ゆっくり置いていきます。
  • 布から紙が剥がれるようになるまでアイロンをかけます。
  • 布をゆっくり剥がしていきます。
  • 乾燥板を陽あたりの良い場所や風通しの良い場所に置きます。(そのまま放置でも良し)
  • 紙が完全に乾いたら完成です。

完成

問題なく、ちゃんと仕上がりました。
よかった。

まとめ

今回は、紙漉きに必要な道具を作り、実際に紙を作りながら道具の検証をしていきました。
しっかりと紙も作れ、今後の制作にも問題なく使えそうなので安心しています。

この道具でしか出来ない紙の表現もあったりするので、紙が出来たらまた紹介していこうと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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紙の作り方 紙の知識 紙漉き道具
takugami/yusuke takizawa
和紙の産地で職人として働きながら、一から紙づくりを学ぶ。現在は紙漉きと絵画を融合させた作品を制作しています。

受賞歴
・2017 全国和紙画展 金賞
・2018 全国和紙画展 入賞
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